新しい「古典」を読む
書誌情報
| 著者 | finalvent |
| 巻数 | 4 |
| 発行 | BANDIT |
| フォーマット | 電子書籍・ペーパーバック |
| ペーパーバック判型 | 四六判 |
| 販売プラットフォーム | Amazon |
内容紹介
元祖アルファブロガー finalventが、伝説の連載を単行本化!
2000年代のブログ論壇を牽引した論客 finalvent(『極東ブログ』)が、かつてWebメディア『cakes』で連載した同名の人気書評連載を全収録・書籍化。書評記事の枠組みを超え、自身の人生を重ねたエッセイ的魅力と、対象作家の内面を鋭くえぐり出す洞察が光る文芸評論集。
「文学者や現代思想家の名前が喧伝されるときの、称賛の裏にある、没落した亡者たちの嫉妬の凡庸さの情念のほうに、むしろ真理のようなものがあるんじゃないのか」
失われた名連載を復活させ、著者による書き下ろしも追加した待望の書籍化。小説・エッセイの名作から漫画・オペラ・アニメまで多様な作品を縦横無尽に読み解いていきます。
各巻情報
新しい古典を読む 1
| ページ数 | 303 |
| 発行日 | 2025年7月16日 |
| 電子書籍販売価格 | 1,250円(税込) |
| ペーパーバック販売価格 | 2,200円(税込) |
| ISBN | 979-8289337382 |
目次
- 序 『新しい「古典」を読む』ことの始まり
- 1章 偉人と俗物——なだいなだ『TN君の伝記』
- 2章 人間はこの地球上でどのように生きて来たのか?——ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』
- 3章 青春を救う愛の祝福——高橋留美子『めぞん一刻』
- 4章 名著に隠された絶望と光——ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』
- 5章 青春における性のおののき——畑正憲『ムツゴロウの青春記』
- 6章 ファインマンの抱えた地獄とユーモア——リチャード・P・ファインマン『ご冗談でしょう、ファインマンさん』
- 7章 女が歴史とつながるとき——林真理子『ワンス・ア・イヤー』
- 8章 凍結した魂の彷徨——向田邦子『思い出トランプ』
- 9章 生を照らす汚辱の輝き——渡辺淳一『無影燈』
- 10章 サブカルチャーにひそむねじれ——椎名誠『さらば国分寺書店のオババ』
- 11章 センゼンの若者たち——五木寛之『風に吹かれて』
- 12章 人生の豊かさとは——渡部昇一『知的生活の方法』
- 13章 村上春樹の読み方(1)——『風の歌を聴け』
- 14章 村上春樹の読み方(2)——『1973年のピンボール』
- 15章 村上春樹の読み方(3)——『羊をめぐる冒険』
- 16章 村上春樹の読み方(4)——『ダンス・ダンス・ダンス』
- 17章 村上春樹の読み方・特別編——『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』
新しい古典を読む 2
| ページ数 | 289 |
| 発行日 | 2025年8月1日 |
| 電子書籍販売価格 | 1,250円(税込) |
| ペーパーバック販売価格 | 2,200円(税込) |
| ISBN | 979-8292109211 |
目次
- 1章 生命が持つ必然としての痛み——岩明均『寄生獣』
- 2章 変わらない日本社会の構造——中根千枝『タテ社会の人間関係』
- 3章 国家の精神を炙り出す試み——高橋和巳『邪宗門』
- 4章 観察に基づいた科学的読み物——D・カーネギー『人を動かす』
- 5章 数学的感性の真髄——山口昌哉『カオスとフラクタル』
- 6章 笑劇としての戦争——小林信彦『ぼくたちの好きな戦争』
- 7章 喪失からの回復という希望——神谷美恵子『生きがいについて』
- 付記 神谷美恵子の謎
- 8章 大義とロマン、その帰結——山崎豊子『不毛地帯』
- 9章 国を失っても遺るもの——邱永漢『食は広州に在り』
- 10章 ふたりのアウトロー——団鬼六『真剣師 小池重明』
- 11章 大人になるということ——山田詠美『ぼくは勉強ができない』
- 12章 奇譚に刻まれた生きることの軌跡——半村良『妖星伝』
- 13章 伝記に秘められた若き日の痛切——山本夏彦『無想庵物語』
- 14章 小林カツ代が日本に残してくれたもの
- 15章 性に潜む死の予感——手塚治虫『アポロの歌』
- 16章 いま漢文を学ぶ意義——加地伸行『漢文法基礎』
- 解説 「批評」ということ
新しい古典を読む 3
| ページ数 | 231 |
| 発行日 | 2025年9月1日 |
| 電子書籍販売価格 | 1,250円(税込) |
| ペーパーバック販売価格 | 2,200円(税込) |
| ISBN | 979-8299378658 |
目次
- 1章 村上春樹の読み方(5)——『女のいない男たち』
- 2章 暴力の時代を問い直す多声的世界——井上ひさし『偽原始人』
- 3章 星新一が示した生の意味と無意味
- 4章 異邦人として生きるということ——開高健『ずばり東京』
- 5章 『ずばり東京』から削り落とされた開高健の絶望——開高健『夏の闇』
- 6章 それでも愛の価値を信じるために——橋本治『恋愛論』
- 7章 昭和という時代の陰画——吉本隆明『情況としての画像——高度資本主義下の「テレビ」』
- 8章 イスラム社会への深い洞察——井筒俊彦『イスラーム文化——その根柢にあるもの』
- 9章 思想という毒——岸田秀『ものぐさ精神分析』
- 10章 純化する魂と巨大な矛盾——森有正『遙かなノートル・ダム』
- 11章 「死の幸福」の中で人はいかにして生きるのか——田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』
- 12章 『のだめカンタービレ』に仕掛けられた謎——二ノ宮知子『のだめカンタービレ』
- 13章 豚のあぶらと故郷の味——古波蔵保好『料理沖縄物語』
- 解説 テキストと年齢
新しい古典を読む 4
| ページ数 | 287 |
| 発行日 | 2025年11月10日 |
| 電子書籍販売価格 | 1,250円(税込) |
| ペーパーバック販売価格 | 2,200円(税込) |
| ISBN | 979-8272215741 |
目次
- 1章 庄司薫は中村紘子『ピアニストという蛮族がいる』の中で再生した
- 2章 詩人・黒田三郎の生涯をかけた愛の言葉——黒田三郎『詩の作り方』
- 3章 彼女の存在の悲しみを問う神は——高野悦子『二十歳の原点』の謎
- 4章 青年の心性を抉る「青春の考古学」——柴田翔『されど われらが日々——』の蹉跌
- 付記 柴田翔のその後
- 5章 故国を失った三人の少女——米原万里と『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』
- 6章 二十世紀最高の傑作オペラ、その無限の可能性——コルンゴルト『死の都』という文学
- 7章 未完の小説『死ぬことと見つけたり』が描き出した「生の輝き」——隆慶一郎『死ぬことと見つけたり』
- 8章 ローマ史を通じて知る歴史への向き合い方——塩野七生『ローマ人の物語』
- 9章 『共同幻想論』が内包するエロスを私たちは自覚できるのか——吉本隆明『共同幻想論』
- 解説 『新しい「古典」を読む』の思想的背景(本書編集者:坂田散文)
著者略歴
20年以上続くブログ『極東ブログ』の著者であり、アルファブロガー(2004年アルファブロガー・アワード)。1957年東京生まれ。本名、佐藤信正。ペンネームの由来は、子育ての最中に見ていた仮面ライダーの攻撃技から。国際基督教大学で聖書学を学んだ後、言語学を専攻。同大学院進学。技術・医療系のライターとしても本名で著書を出版。finalvent名義での著書に『考える生き方』(ダイヤモンド)。Webマガジン『cakes』で評論記事『新しい「古典」を読む』を連載。 現在は、中世英語聖書の研究者として活動するほか、京都芸術大学大学院生として平安時代の書道研究も行う。
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